「草莽崛起」(そうもうくっき)とは?
日本文化チャンネル桜の社是の一つで、志を持った在野の人々こそが日本の変革を担う原動力になるということ。
明治維新の精神的指導者といわれる長州藩士・吉田松陰(よしだしょういん)が唱えたこの「草莽崛起(そうもうくっき)」論は、同じ長州藩士の久坂玄瑞(くさかげんずい)が土佐藩郷士の武市半平太(たけちはんぺいた・後の武市瑞山)に宛て、坂本龍馬に託した有名な書簡にも見られます。
「竟(つい)に諸侯恃(たの)むに足らず。公卿(くぎょう)恃むに足らず、
草莽志士糾合義挙の他にはとても策これ無き事 …」
先の読めない国際情勢と多様化する価値観、あふれる情報の中で混迷を深める現代日本が必要としているものこそ、まさに名もなき“草莽の志士” ひとりひとりの力です。